他者との関係性を断ち切る傾向がある。線が切れたように、突然、音信不通になる。

 

私と他者が等価にならない事は理解している。しかし、その事実を受け入れる事が怖くなって断ち切ってしまう。自己中心的な自分に嫌気が差す。他者と共存したい思いはあるが毎回私の方から心を閉ざす。

 

目の前の人間関係から逃げるように外に出ると家の庭に生えている植物が視界に入った。異なる品種の草花が同じ場所で育っているその光景が一つのネットワークの様に見えた。

同じ品種ではないが互いが存在する事で生きていけるのだと感じた。

 

私の身勝手な人間関係も庭の手入れと同じだと思う。

綺麗な庭を作るのと同じように、自分が安心する為に他者との関係性を変えていく。

 

写真行為はラベルを貼る事だと考える。撮影者の主観や経験から物事を関連づける為に写真に落とし込むのだ。

 

私の中に存在する庭の様な小規模のネットワークを構築する為に写真を撮る。

 

不可能だとわかっているが、私と他者が等価になる事を願いつつ。

​辻悠斗